- きょうけん
- I
きょうけん【凶歉】〔「歉」は穀物の実らない意〕農作物が著しく不作であること。 凶荒。II
「連年~にして大軍糧食を得るに易からず/経国美談(竜渓)」
きょうけん【凶険・兇険】心が悪く, 腹黒い・こと(さま)。III「~無頼の徒と雖も/近世紀聞(延房)」
きょうけん【強健】体が丈夫な・こと(さま)。「~な体」「~なる体格を具へ/酒中日記(独歩)」
﹛派生﹜~さ(名)IVきょうけん【強堅】強くてしっかりしている・こと(さま)。 強固。V「~な意志」「身体~になりて/当世書生気質(逍遥)」
きょうけん【強権】国家が国民に対してもっている司法・行政上の強力な権力。VIきょうけん【強肩】ボールを投げる力が強いこと。⇔ 弱肩「~を誇るキャッチャー」VIIきょうけん【恭倹】人に対して慎み深く, 控え目に振る舞う・こと(さま)。VIII「~己を持す」
きょうけん【恭謙】うやうやしい態度でへりくだる・こと(さま)。IX「温順~なるに/民約論(徳)」
きょうけん【教権】聖職者や教会の有する宗教上の権威と権力。 多くローマ-カトリック教会についていう。Xきょうけん【教研】「教育研究」「教育研究所」の略。XIきょうけん【狂犬】狂犬病にかかった犬。XIIきょうけん【狂狷】〔論語(子路)〕理想にはしってかたくななこと。 志が高く意志が堅固なこと。「意は無情・~・聖賢・仏祖の境にも游(アソ)ぶべし/去来抄」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.